P-hour presents ONJO concert
The premiere performance of ONJO acoustic version
日 時: 2009年10月3日(土) 開場18:00 開演19:00
会 場: 京都芸術センター(京都市中京区室町通蛸薬師下る)
阪急京都線「烏丸(からすま)」駅
京都市営地下鉄「四条」駅より徒歩約5分。
最寄出口 = 22番出口
参加費: 予約3800円、当日4300円
出 演: 大友良英 ニュー・ジャズ・オーケストラ ゲスト:梅田哲也
主 催: P-hour
共 催:京都芸術センター
予 約・問合せ:p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、件名を「ONJO103」として名前、電話
番号、枚数をおしらせください。
今回の演奏は通常のステージP.A.を使用しないアコースティック・ヴァージョンの京
都初演となります。
演奏者が観客を取り囲み、生楽器の音と特殊な音響のみを使用してアンサンブルを構
築します。
会場を均質な音環境で満たすのではなく、聴く位置や方向により響きの異なる音世界
を作り出します。
ONJO(大友良英 ニュー・ジャズ・オーケストラ)
大友良英が自身のルーツのひとつであるジャズに正面から取り組むべく、CD『山下毅雄
を斬る』の録音をきっかけに集まったメンバーとともに1999年に結成したONJQ(大友良
英ニュー・ジャズ・クィンテット)から発展した大友のメイン・プロジェクト。フリー
ジャズの作法や“音響”以降の即興のアプローチ、そして“うた”の革新的な融合に大胆に
挑み続けている。 2005年にはカヒミ・カリィ、浜田真理子のヴォーカルをフィーチュア
した『ONJO』と、エリック・ドルフィーの名盤『Out To Lunch』を全曲カヴァーした
『Out To Lunch』の2枚のアルバムをリリース。
その後、さまざまなゲスト・メンバーを交えながら世界各地をツアーし、その記録をま
とめたライヴ・アルバム『ONJO/LIVE Vol.1 "series circuit"』『同 Vol.2
"parallel circuit"』の2タイトルを2007年に発表後、新たなバンド・アンサンブルと
空間的なアプローチの可能性を追求して、その活動は第2ステージに突入している。
2007年10月に京都でおこなわれたLIVEの模様は大友良英の著書「musics」の付録DVDと
して完全収録されている。
出演者プロフィール
<ONJOメンバー プロフィール>
大友良英:http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/
http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/
1959年生まれ。ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー。常に同時
進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中
におよぶ。ノイズやフィードバックを多用した大音量の作品から、音響の発生そのも
のに焦点をあてた作品に至るまでその幅は広く、ジャズや歌をテーマにした作品も多
く手がけ、カヒミ・カリィ、浜田真理子等のプロデューサーとしても活動する。
映画音楽家としても田壮壮監督『青い凧』や相米慎二、安藤尋、足立正生といった
日本を代表する映画監督の作品やCFの音楽等、数多くの映像作品の音楽を手がける。
今年公開、放送される/された作品に映画「色即ぜねれ〜しょん」映画「ウルトラ・ミ
ラクル・ラブ・ストーリー」 NHKドラマ「最後の戦犯」wowwowドラマ「兄帰る」NHK
ドラマ「白洲次郎」NHKドラマ「未来は今」がある。
また、近年は美術家とのコラボレーションも多く、自身でもサウンドインスタレーショ
ンを手がけ、08年には山口市のYCAMでの「ENSEMBLES」展を行う一方、障害のある子ど
もたちとの音楽ワークショップ、歌謡曲にも力をいれている。著書に『MUSICS』(岩波
書店)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房新社)がある。
カヒミ・カリィ:http://www.kahimi-karie.com/
1968年生まれ。91年デビュー以降、国内外問わず数々の作品を発表、98、99年には全
米でベストアルバムを発売し、ニューヨークを皮切りにアメリカツアーを行う。03年
にアルバム『Trapeiste』をリリース。この年から菊地成孔、大友良英のソロアルバム
や、ONJOのメンバーとしてヨーロッパツアーにも参加。06年にモロッコで撮影された
映像を収録したDVD『kochab』、大友良英、ジム・オルーク、ヤン富田との共同プロデュー
スによるアルバム『NUNKI』をリリース。2月のツアーを皮切りに全国各所でのフェス
ティヴァルやイベント、「国宝・彦根城築城400年祭」で能舞台でのライブなどに出演。
7月にはライブDVD、数々のアーティストと共演した楽曲を収録したコンピレーション
アルバムをリリース。その他、FMのパーソナリティーや連載コラム、映画コメント執
筆、字幕監修なども手掛けている。
大蔵雅彦:http://www.japanimprov.com/mokura/mokuraj/index.html
1966年生まれ、東京在住。アルトサックス、バスクラリネット奏者。94年「Dub
Sonic Warrior」への参加をきっかけに演奏活動を開始。活動初期よりフリーインプロ
ヴィゼーションをさまざまな演奏者と試みる。97年に自身のリーダーバンド「Gnu」を
結成。アドリブ中心の初期から、作曲とアンサンブル重視のスタイルに音楽性を変化
させつつ現在までに4枚のアルバムを発表。06年より杉本拓、宇波拓とともに作曲作品
発表のための「室内楽コンサート」シリーズを企画。
青木タイセイ:http://taiseiaoki.at.infoseek.co.jp/
1990年代、トロンボーン奏者として「オルケスタ・デラ・ルス」に参加。貴重な海
外公演経験多数。現在は、作・編曲、トロンボーン、キーボードに加えエレクトリッ
クベースも操る奇才としてホーンセクションからインプロヴィゼーションまで、その
活動領域は多岐に渡る(ex:熱帯JAZZ楽団、Vincent Atmicus、DCPRG、etc.)。04年6月
にソロアルバム『primero』をEast Works Entertainmentよりリリース。08年6月に新
プロジェクト、金管アンサンブル「Brassticks」を始動。
石川高:http://www.ko-ishikawa.net/
1963年東京生まれ。笙を宮田まゆみ、豊英秋両氏に師事、雅楽合奏を芝祐靖氏に師事
する。雅楽団体「伶楽舎」に所属。国立劇場公演をはじめとし、世界各地の音楽祭に
参加。雅楽古典曲のみならず、現代作品や自主作品の演奏も数多い。06年
「Maerzmusik Festival」(ベルリン)にて演奏の他、メキシコの作曲家フリオ・エスト
ラーダの新作オペラ「Murmullus del Paramo」に参加し、マドリード(スペイン)、シュ
トゥットガルト(ドイツ)、メキシコ、ヴェニス(イタリア)で演奏。07年
「Huddersfield Contemporary Music Festival」(イギリス)に参加。08年「JAPAN!
culture + hyperculture」(ケネディ・センター/ワシントン)にて演奏。
Sachiko M:http://www.japanimprov.com/sachikom/sachikomj/index.html
1994年からサンプラー奏者として活躍。98年、今までのスタイルを一変させ、サンプ
ラー自体がもともと持っているテスト・トーン(=サインウェイヴ)を再利用した独自の
サンプラー奏法を開始。00年サインウェイヴだけを使ったエクストリームなソロ
『Sine Wave Solo』を発表、各方面からの注目を一気に集める。03年「アルス・エレ
クトロニカ」のデジタル・ミュージック部門ゴールデン・ニカ賞を受賞。近作にはソ
ロCD『salon de sachiko』、サウンドインスタレーション「I’m here」などがある。
宇波拓:http://hibarimusic.com/
1976年東京生まれ。90年代後半より、ギターをはじめとする弦楽器や、ものの振動
を用いた即興演奏を中心に活動。主なプロジェクトに、Mattinとのラップトップノイ
ズユニット「死霊のコンピューター」、古池寿浩、江崎將史らとの軽音楽バンド「ホー
ス」、細馬宏通との「かえる目」など。共演者に、ラドゥ・マルファッティ、ジャ
ン=リュック・ギオネ、ロードリ・デイヴィス、中尾勘二など。06年より、杉本拓、大
蔵雅彦との月例企画「室内楽コンサート」を開催し、作曲に取り組む比重が増える。
レーベル「hibari music」を主宰。映画音楽に古澤健監督『ロスト★マイウェイ』、沖
島勲監督『一万年、後....。』がある。
高良久美子
東京芸術大学器楽科卒業後、室内楽、吹奏楽、オーケストラ、ミュージカル、スタ
ジオワークなどの活動を始め、坂田明、ホッピー神山、大貫妙子、UA、ヤドランカな
ど、様々なジャンルのミュージシャンのレコーディングやツアーに参加。
「WAREHOUSE」「ボンデージ・フルーツ」等のバンドで国内外のフェスティバルに出演。
他にも大友良英のフィルムワークスへの参加を始め、蜷川幸雄や文学座などの演劇公
演の音楽制作も手掛けている。
水谷浩章:http://www.imasy.or.jp/~mizutani/
20歳の頃より音楽活動を開始。アコースティックベースを吉野弘志氏に師事。独自
のスタイルでエレクトリックベース、アコースティックベースを操り、その幅広い音
楽性とグルーヴには定評がある。リーダー作として97年『Low Blow/カフェおじさん』、
03年『phonolite/while i'm sleeping』、06年『phonolite trio and ensemble/My
Heart Belongs to Daddy』、08年『phonolite/Still Crazy』をリリース。現在は、自
身のグループ「phonolite」(12人編成の変則ジャズ・オーケストラ)をはじめ、多数の
バンドのレギュラーメンバー、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして活躍中。
芳垣安洋:http://y-yoshigaki.com/index.html
関西のジャズエリアでキャリアをスタートさせ、「渋さ知らズ」などに参加後上京。
渋谷毅、山下洋輔、坂田明、板橋文夫、梅津和時、片山広明、菊地成孔、ホッピー神
山、オオヤユウスケ、ヤドランカ、酒井俊、カヒミ・カリィ、UA、高田漣、ジョン・
ゾーン、ビル・ラズウェル等、様々なミュージシャンと共演。「ROVO」「南博 GO
THERE」「アルタード・ステイツ」や自身のバンド「Vincent Atmicus」「Orquesta
Nudge! Nudge!」等でのライブ活動の他、演劇や映画の音楽制作も手掛ける。欧米のフェ
スへの出演も多く、海外では即興演奏家としての評価も高い。
ゲスト:梅田哲也:http://www.siranami.com/
1980年生まれ、大阪在住のサウンド・アーティスト。現象としての音の動きや立体感
に対するアプローチを続けながら、廃材や自作ツールを使用した作品を多数制作。場所
や空間のキャラクターに焦点を当てたサウンドインスタレーション、インプロヴィゼー
ションのパフォーマンスを各地で展開している。 |