P-HOUR presents 『MUSICS』 The Thing + 大友良英 with GUEST:Jim O'Rouke、Pere-Furu

P-HOUR presents 『MUSICS』
The Thing + 大友良英 with GUEST:Jim O'Rouke、Pere-Furu
2009年9月13日sun. 18:00open 19:0start
ACT 1:The Thing [Mats Gustafsson <ts> + Ingebrigt Ha°ker Flaten <b> + Paal
Nilssen-Love <d>] + 大友良英 with GUEST:Jim O'Rouke
ACT 2: Pere-Furu [勝井祐二 + 鬼怒無月]

club metro(京都市左京区川端丸太町下ル京阪丸太町駅2番出口 恵比須ビルBF)
http://www.metro.ne.jp/

前売¥2,800 ドリンク代別途 当日¥3,300 ドリンク代 別途 
チケットぴあ(0570-02-9999/0570-02-9966、Pコード:329-267)
ローソンチケット(0570-084-005、Lコード:53816)
※前売発売場所:ぴあカウンター、ファミリーマート、サークルKサンクス、ローソン
前売りメール予約→ p-hour@leto.eonet.ne.jpまで、
公演日、お名前と枚数を明記してメールをお送り下さい。

ヨーロッパの現在のフリーミュージック界の稀代のインプロヴァイザーとして、
又、日本でもソニックユースのサーストン・ムーアやジム・オルークとのユニット
"ディスカホリック・アノニマス・トリオ"での来日や、ボアダムスのYOSHIMIとの共作、
ONJOへの参加でもお馴染みの強烈Sax奏者「マッツ・グスタファソン」が、ハン・ベニ
ング2代目の呼び声も高い超獣ドラマー「ポール・ニルセン・ラヴ」、北欧新世代最凶
のベースメン「インゲブリクト・ホーケル・フラーテン」という、いずれ劣らぬキー
マンと結成したヨーロッパ最強の爆音フリージャズトリオ「The Thing」の来日が決
定!!グスタフソンの雄叫びとタンギング、咆哮に対し、エネルギッシュなドラミング
で応酬するニルセン・ラヴの、疾走する異次元のポリリスムの躍動、そして強靭な演
奏で全ての核を担うホーケル・フラーテン、魂をぶつけ合うが如き研ぎ澄まされた
演奏が繰り広げられる!今回は彼らも多大なリスペクトを世界のフリーミュージック・
シーンの牽引者「大友良英」、更にはUS音響派/ポストロックの帝王にして、随一の即
興ギタリスト「ジム・オルーク」の両巨頭が「The Thing」と合体!!
共演にはROVOや渋さ知らズなど様々なバンド、セッションでエレクトリック・ヴァイ
オリンの表現の可能性を追求し続ける第一人者「勝井祐二」と異才ギタリスト鬼怒無
月によるPere-Furu!超絶技巧さのみならず、恐るべき音に対する集中力と感性が、
奇跡的な高みでの結晶へと到達するアーティスト達による競演!
フリージャズ/電子音楽/ノイズ/ アバンギャルドの膨大なる音の記憶が激しいうなり
を上げながら渦巻く壮絶な音世界は必見!

●THE THING
http://matsgus.com/archives/category/groups/the-thing
マッツ・グスタフソン(sax, etc)、インゲブリグト・ホーケル・フラーテン(b)、ポー
ル・ニルセン・ラヴ(ds)の三人により2000年2月に結成。2001年にファースト・アルバ
ム『クレイジー・ウィズダム』を発表、同時にトランペット/サックスのジョー・マク
フィーを加えたクヮルテットでのCDも発売した。ザ・シングは過剰なまでのエナジー
で異なった音楽スタイルを演奏するグループだ。各々のメンバーはドイツ、イギリス、
アメリカ起源のフリー・ミュージックに影響を受けている。ドン・チェリーの曲をグ
ループ名にしたので、結成当初はドン・チェリーの曲をレパートリーのメインにして
いたが、ジョー・マクフィーの参加により、デヴィッド・マレイ、フランク・ロウ、
ノーマン・ハワードらのジャズ・スタンダーズも演奏に加えてゆく。また、PJハーヴェ
イの『トゥ・ブリング・ユー・マイ・ラヴ』のようなロックから、今日ではさらにホ
ワイト・ストライプス、ザ・ソニックス、ヤー・ヤー・ヤーズらガレージ系の曲を演
奏するに至っている。この多様性こそが彼らの生む圧倒的なグルーヴとエナジーの秘
密と言えよう。マッツはヨーロッパのフリー・ミュージック・シーンにおいてはすで
に有名である。驚くべきパワフルなサクソフォニスト。GUSH、AALYトリオ、ペーター・
ブロッツマン・シカゴ・テンテットは彼が結成したグループであり、自身のサックス
演奏の再発見の場でもある。インゲブリクトとポールはノルウェイで最もヘヴィーな
リズム・セクションとして知られてきた。'92年から続くこのリズム隊はアトミック、
ケン・ヴァンダーマークのスクール・デイズ、ラオル・ビョーケンハイムのスコーチ・
トリオなどで聴くことが出来る。ザ・シングと大友良英は昨年('08年)ノルウェーとア
イルランドの5箇所をツアーし、各所で大旋風を巻き起こした。

●大友良英(ターンテーブル奏者/ギタリスト/作曲家)
http://www.japanimprov.com/yotomo/yotomoj/
http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/
1959年生。ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー。
ONJO,INVISIBLE SONGS、幽閉者、FEN等常に複数のバンドを率い、またFilamnet, Joy
Heights、I.S.O.等数多くのバンドに参加。常に同時進行かつインディペンデントに多
種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。ノイズやフィードバッ
クを多用した大音量の作品から、音響の発生そのものに焦点をあてた作品に至るまで
その幅は広く、ジャズや歌をテーマにした作品も多い。映画音楽家としても田壮壮監
督「青い凧」等の中国映画から相米慎二、安藤尋、足立正生、田口トモロヲといった
日本を代表する映画監督の作品,横浜聡子等若手監督の作品、テレビドラマ、CFの音楽
等、数多くの映像作品の音楽を手がける。近年は美術家とのコラボレーションも多く、
自身でもサウンドインスタレーションを手がけ、2008年には山口YCAMでの大規模展示
「Ensembles」展を行う一方、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップにも力を
いれている。著書に「MUSICS」(岩波書店)「大友良英のJAMJAM日記」(河出書房)があ
る。

●Jim O'Rouke
シカゴ出身。ギタリスト / プロデューサー / コンポーザー / エンジニア。若くして
即興演奏の大家=デレク・ベイリーのカンパニーに招待され、ヘンリー・カイザーとの
デュオ作を発表するなど、フリー・インプロヴィゼーション〜ノイズ・エクスペリメン
タルの領域で頭角を表す。その一方で、ヴァン・ダイク・パークスやジャック・ニッ
チェなど「アメリカーナ」の系譜に連なる音楽への憧憬をソロ・アルバム『バッド・
タイミング』『ユリイカ』で露わにしたり、ミニマル・ミュージックや現代音楽から
の影響を伺わせる作品を制作したりと、乱脈といってもいいほど多彩な活動を展開。
プロデューサーとして過去に関わったのは、ジョン・フェイフィ、ファウスト、サム・
プレコップ、くるり、サンガツ、ステレオラブ、ハイラマズなど。リミキサーとして
も、トータス、さかな、パステルズ、マイス・パレードなどを手がけている。サイド・
プロジェクトには、デヴィッド・グラブスとのガスター・デル・ソル(既に解散)や、
ウィルコのジェフ・トゥイーディー、グレン・コッチェとのルース・ファー、サース
トン・ムーア、マッツ・グスタフソンとのディスカホリック・アノニマス・トリオ
など多数あり、そのどれもが異なる相貌を見せる。また近年は、ソニック・ユースの
メンバーとしても活躍したりも。日本の音楽への造詣は深く、対談歴もある戸川純や、
メルツバウ、はちみつぱいなどを敬愛してやまない。昨今は日本の60〜70年代のカウ
ンター・カルチャーに強い興味と関心を示し、若松孝二や足立正生、大島渚などの映
画に大きな刺激を受けている。

●PERE-FURU [鬼怒無月+勝井祐二]
1988年に出会い、1993年には自主レーベル「まぼろしの世界」を共同で立ち上げ、
「Bondage Fruit」、「Deforme」、「Black Stage」、「Carmen Maki and
Salamandre」、「KICKS」等のバンドでも活動を共にし、あらゆるジャンルの越境から
ポスト・ボーダーレス、そしてパン・イディオマティック・インプロビゼーションに
まで体当たりをくり返して来た盟友、鬼怒無月と勝井祐二。その20年に渡る活動の集
積と、つまり旅の記録が「PERE-FURU」である。

●勝井祐二 (かつい ゆうじ)
http://www.katsuiyuji.com
ヴァイオリン演奏家。特にエレクトリック・ヴァイオリンの表現の可能性を追求し続
ける第一人者。「1991-1992 JAPAN-UK FESTIVAL」の中心展示「VISIONS of JAPAN」
(Victoria and Albert Museum)のサウンド・ディレクターを務め、渡英。帰国後、日
本最初期のレイヴ・パーティー「WATER」をオーガナイズ。96年、山本精一と「ROVO」
結成。フジロック・フェス、メタモルフォーゼ、ライジングサンロック・フェス、ド
イツ・メールス・フェス等の国内外のフェスティヴァルに参加するなどして、90〜00
年代の東京のジャンル越境(オルタナティヴ)のシーンを牽引する。アジア/ヨーロッ
パ/南北アメリカを中心に世界各国で演奏。近年は、02年に初来日したファナ・モリー
ナ、フェルナンド・カブサッキとの共演を機にアルゼンチンの新しい音楽シーンと交
流を深めている。

●鬼怒無月(きど・なつき)
http://mabo-kido.hp.infoseek.co.jp/
'64年神奈川県出身。高校時代より音楽活動を始める。'90年に自己のグループ,ボンデー
ジフルーツを結成、'94年にバイオリン奏者勝井祐二と共に発足したレーベル「まぼろ
しの世界」より現在までに最新作の「Bondagefruit6」(’05年2月発売)を含む6枚のア
ルバムを発表。ボンデージフルーツは'98年、"ScandinavianProgressive Rock
Festival"、'99年にはサンフランシスコの"Prog Fest '99"に招かれる。また2004に結
成したコンテンポラリータンゴバンド "Salle Gaveau"でもRIO Festival2007,Mosaic
Music Festival in Singapore等に出演するなど海外での活動も盛んである。またEWE
より3枚のアルバムをリリースしているチェンバーロックバンド,Ware house,ギターミュー
ジックの極を追求するCoil、そしてCoil解散後新たに ナスノミツル、中山努、外山
明と結成した“BadKnoid"勝井祐二とのPere_Furu、クラシックギタリスト鈴木大介との
コラボレーション、"The Duo"、壷井彰久とのERA,吉田達也の是巨人、カルメンマキの
サラマンドラ、更に灰野敬ニ,常味裕司とのコラボレーション、ギターソロ等日々自己
のギタースタイルを進化させ続ける異才ギタリスト。